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すべての働く人々やその家族の
暮らしの安全と幸せづくりを
目指しています。
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024-01-01
「寛容の年に」~共に歩む労働者福祉の充実と幸福な社会をめざして~
皆様、新年あけましておめでとうございます。
皆様にとって輝かしい新年をお迎えできたことを心よりお慶び申し上げます。また、常日頃より滋賀県労福協の活動に対し、会員組織をはじめ県・市町村行政機関など、多くの皆様のご理解とご支援をいただいており、そのことに感謝申し上げます。

昨年は世界的に猛威を振るい社会全体に大きな混乱を招くこととなった新型コロナ感染症も法的分類が5類に引き下げられ、WITHコロナ、アフターコロナ社会へと段階が変わりました。とはいえ、今なお生活困窮に陥る労働者、生活者、学費納入が難しい学生、中小企業の経営危機など、その影響は根強く続いており、コロナ禍が社会の実態を浮き彫りにし、セーフティーネットが脆弱であることも示唆されました。
こうした中で、労働者自主福祉運動の労働者・生活者の福祉向上における役割は大きく、運動領域も変化し、「変えてはいけないもの」「変えなければならないもの」を見極める時期にあります。
昨年のワールドビジネスレポートによると、日本の幸福度は47位となっています。GDPや健康寿命などは世界TOPクラスであるにも関わらず、日本の幸福度が低い理由の一つに他者への寛容さが挙げられます。利他行動や人間関係の質や異なる意見や立場に理解を示す「寛容さ」が、温かな人間関係を築く上で必要ですが、日本ではこの「寛容の無さ」が豊かな幸福感を感じにくいとされています。
私たち勤労者を取り巻く環境も複雑化・多様化し、多くの課題に直面しています。今年は特に「寛容さ」を意識し、より充実した勤労者福祉事業の遂行に努めてまいりたいと考えています。社会的な役割を果たすためには、会員組織を含む皆様からのご意見・ご要望をお聞きしながら、一層の努力を重ねていく所存でございます。
本年が皆様にとってより充実した素晴らしい一年となりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2024年1月1日  
一般社団法人滋賀県労働者福祉協議会 会長 白木 宏司
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